お金は戻せる。時期は戻せない
この種の支出が難しいのは、二つのものが非対称だからです。 使ったお金は、働けば時間をかけて戻せます。その時期にしかできなかったことは、後から同じ条件では買えません。
だからといって、使えば正解でもありません。戻すのに何年もかかる使い方をすれば、その間の選択肢が減ります。 比べるのは「贅沢かどうか」ではなく、失うものの中身です。
何を見れば「自分の場合」が分かるのか
必要なのは5つです。そろうと、使った後の残高がどこまで下がり、いつ戻るかが出ます。
01その「今しか」は、いつまでなのか
気持ちの上での「今」ではなく、期限を数字にします。子どもが一緒に出かけてくれる年齢、親が元気に動ける年数、体力、資格や制度の締切。ぼんやりした焦りは、期限が入ると判断できる条件に変わります。
02総額と、出ていく時期
本体の金額だけでなく、前後に発生する分まで。準備、道具、移動、留守中の費用、戻ってからの立て直し。一括か分割かでも、残高の下がり方は変わります。
03下がる深さと、戻るまでの月数
使った直後にいくらまで下がるかより、そこから毎月いくらずつ戻るかが効きます。半年で戻るのか、3年かかるのか。同じ金額でも、この差で判断は変わります。
04すでに置いてある予定とぶつからないか
更新料、税、車検、決めてある別の予定。時期が重なると、一つずつなら問題のない支出が同時に来ます。並べて初めて見えます。
05見送ったら、次はいつ同じ条件が来るか
来年でも同じならば、待つ判断に無理はありません。同じ条件が二度と来ないなら、待つこと自体に代金があります。ここは金額では出せないので、自分で置きます。
全部か、諦めるかの二択ではない
金額を落とす、時期をずらす、回数を分ける、一部だけ先にやる。選択肢は「やる」と「やらない」の二つだけではありません。下がる深さと戻る月数が見えると、この中間が現実の案として並べられます。
Signalarityでは、こう捉える
やりたいことを、金額と時期に加えて、なぜしたいか、誰としたいか、いつまでならできるかと一緒に置けます。 候補のまま複数を並べて比べられ、本人が決めるまで計算は変わりません。決めた後は、実際にどうだったかと本人の受け止めを次の判断へ戻します。 現在は招待制の限定テスト中で、費用はかかりません。